あなたが新規事業や新製品を市場に投入する責任者だとしたら、「完全主義」と「作りながら考える」のどちらで臨むでしょうか?
厚木市議会は2012年5月13日、第1回議会報告会を荻野運動公園1階会議室にて実施しました。市議会だよりや市サイトなどをご覧になってか、100名以上の市民の皆さんが来て下さいました。
私は平成24年度の厚木市予算全般を担当。4人の報告者の中でトップバッターでした。他の3人は市政トピックスとして、川口仁議員(副議長)が旧パルコビル取得、田上祥子議員が厚木市斎場、松田則康議員(厚木市立病院特別委員長)が厚木市立病院の報告を担当しました。報告者は、当選回数が多い議員の中から選ばれました。
意識的であったかは別として、今回の議会報告会は、「作りながら考える」方式でした。以下は、その結果の一つです。
質疑に際し、説明・条件なし = ノールール = 無制限に
実質20分(予定では35分)あった質疑の時間は、2名の市民だけで終わりました。お一方が2つの質問と1つの意見。もうお一方は、「質問が10個ある」と述べ、マイクを握っていたところ、次第に不満の声が漏れ始めたので切り上げて頂く結果となりました。 終了後、「質問は一つに限定しては?」や「質問用紙を配布し、答えられる質問を選んで答えては?」といった声を幾つか聞きました。今回は、「消化不良」との声も聞こえてきました。
私もメンバーの一人である厚木市議会運営委員会は昨年10月、宮崎県延岡市議会を訪問。全国的に始められつつある議会報告会の成功例であるためです。 延岡市議会は、他議会の実例を検証した結果、市内の団体を対象とした議会報告会を開催するに至ったそうです。議会報告会では議員個々人の意見は述べないことが前提。発言内容は制約されます。また、地方議会、地方自治体、国政の役割はそれぞれ違いがあるといった諸事情をくみ取って頂ける等、参加者を限定する「着眼大局
着手小局」は利点があるようです。
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