特定外来生物 オオキンケイギク in 厚木市
この花は、動物で云えばアライグマと同様の侵略的な外来生物と聞かされて「信じがたい」と思えませんか? それほど鮮やかな黄色い花です。しかしながら、在来種を脅かすことからアライグマと同様、「特定外来生物による生態系等に係わる被害の防止に関する法律」(いわるゆ外来生物法)に指定されています。
知られず綺麗でもあるためか、放置と増殖エリア拡大の悪循環となっています。自治体によっては、具体的な除草方法や「市に連絡を」などの周知・啓発が行われています。一例として北九州市HPでは、「特定外来生物に指定された生物を飼育・栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入・野外に放つことなどを原則禁止」であり、「違反した場合、最高で個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金」と記述しています。
開花期は5月~7月。高速道路の周辺や中央分離帯、道路際、河川敷など、人の管理が手薄になりがちな箇所に咲いています。
厚木市議会で質問(平成25年9月9日)
私は、ことし5月、特定外来生物であるオオキンケイギクという大変きれいな黄色い花の写真を市内のあちらこちらで撮りました。それをホームページに載せた上で地元自治会長を訪ねました。私の自宅周辺にも見受けられたためであります。私としては来年の課題にしていただければと思っていたところ、その自治会長の動きには驚かされました。まず自治会エリア内で咲いている場所を特定し、あっという間に駆除しました。続いて荻野自治会連絡協議会で議題にしてくださったため、荻野地区の自治会長の皆さんには理解いただき、駆除もしていただいたそうであります。これは1つの事例ですが、特定外来生物の対策について見解をお尋ねいたします。
・見かけたらご連絡ください(静岡市) ・除草のお願い(埼玉県鳩山町) ・特定外来生物です(熊本県天草市)