鳥獣被害対策
私は2016年5月24日、議会報告会(厚木市議会主催)において、鳥獣被害対策を担当しました。以下は、その際の原稿です。
神奈川県は今年度、重要な発表を行います。それは、サル、シカなどの鳥獣被害対策5か年計画についてです。対象期間は、平成29年4月からの5年間。第4次神奈川県ニホンザル管理計画です。
国はサル、シカ、イノシシの加害群を平成35年度までに、全国で加害群を半分にする法改正をしたしました。県は捕獲頭数を決めて、市は捕獲、あるいは防除を行います。
サルについて話を限定しますと、県内には個体群が3つあります。小田原・湯河原などの西湘地域個体群、厚木市も含まれる丹沢地域個体群、もう一つは山梨県とも交差する津久井などの南秋川地域個体群です。丹沢地域個体群は平成26年においては545頭です。南秋川地域個体群では平成26年では304頭でした。
西湘地域個体群のサルは絶滅の恐れがある地域個体群として、神奈川県のレッドデータに登録されています。しかしながら、他の個体群との交流の可能性もあり、昨年110頭もいたサルが絶滅の恐れがある地域個体群かと言えるかと、私の個人的見解としては、いささか疑問です。
私たちのエリアにある丹沢地域体群は平成29年4月以降、どうなるのでしょうか。厚木市は昨年、鳶尾群、経ヶ岳群、煤ケ谷群の全頭捕獲を要望しました。
また、神奈川県市長会は昨年、県への予算要望の中で、「鳶尾群の全頭捕獲」と明記しています。私たち議員としては、大山・丹沢山系鳥獣等問題市町村議員連盟連絡協議会において、同様の活動を行っています。