災害対策に防災学習を
「厚木市民を守るために、災害対策条例を制定したい。そこへ防災学習を組み込みたい」...。この考えを基に、私は2018年2月議会一般質問で「文部科学省が勧める持続可能な開発のための教育(ESD)を厚木市地域防災計画に」と提案しました。
現時点において、ESDを説明できる人は専門家くらいに限られるでしょう。厚木市に更なる理解を得るため、厚木市危機管理課職員2名と文部科学省を訪問。ESDについて一からレクチャーを受けるとともに、特に防災学習について話をして頂きました。
ESDは、あらゆる課題につながっています。これまでの自分たちの活動がESDだと気が付くこともあります。「ESDは、国連の目標・SDGsの達成に貢献する」や「ESDの概念図をその地域に置き換えて取り組むことが出来る」、「防災からESDを考えるきっかけとする」、「土砂崩れを入口にして生物多様性を考えることも出来る」、「ESDは学校だけでは完結しない、各ステークホルダーが大事」、「市内大学からESDの協力を得ることも考えられる」などのお話をお聞きしました。加えて、福岡県大牟田市の事例なども紹介頂きました。
また、有り難いことに、この訪問をきっかけとして、文部科学省国際統括官付専門官が8月16日、厚木市教育委員会においで頂くことになりました。
ESD = Education for sustainable development