オーストラリア環境教育学会で発表
「この活動は幾らだったでしょう?」と私が述べると毎回、「2ドル!」、「10ドル!」等と参加者が反応。私が答えを示すと、「オオー」。笑い声も出ました。これは私が2018年10月24日、オーストラリア環境教育学会で発表した際の様子です。お蔭で、リラックスしながら発表できました。
プレゼン後、質問というハードルがあります。しかし、受けた質問は、「教員に環境教育の機会はあるか?」であったため、答えることが出来ました。
発表内容は、これまで実践して来た7つの実例紹介です。環境教育の領域は広いです。特定外来生物オオキンケイギク駆除や広町公園(荻野)における絶滅危惧種ミクリの間引き、スマ報(画像投稿システム)はもちろん、外交官や横浜国大留学生による小中学校における特別授業や文部科学省職員による厚木市教委へのレクチャー等を紹介。厚木市に本社があるアンリツの生ごみ処理も紹介しました。最後には、地方自治体において、私が目指す環境教育の制度設計にも触れました。
プレゼンにおいて、7つの事例紹介に入るに先立ち、厚木市の紹介をしました。SONYやNISSANなどの多様な企業がある他、国から地方交付税交付金を受けていない財政的には豊かな自治体であることに触れました。
参加者は、オーストラリアの他、欧米や南米、アジア、オセアニアからも来ていたものの、日本人は私だけでした。高校生らが世界最大のサンゴ礁・グレートバリアリーフ(豪州クイーンズランド州)においてゴミ拾いを行っている事例紹介等もありました。
私は様々な参加者に環境教育の制度をインタビューしました。日本において、環境教育の制度設計は、確立されていない領域です。厚木市はすぐにトップランナーになれます。今回得た知識も参考に、日本全国のモデルとなる教育支援制度の構築を研究して行きます。