環境省、厚木市の事業を選定(学校給食生ごみ対策がモデル事業に)
厚木市の事業が環境省に選ばれました。学校給食における食品ロス削減等に関する取組のモデル事業(2021年度)としてです。生ごみ処理機とは、私が2016年2月議会より提案して来たトラッシュという製品です。2020年度中に玉川中学校、東名中学校、林中学校及び藤塚中学校に設置。2021年度には、相川中学校にも設置の予定です。これまで、生ごみ処分に予算が発生していました。しかし、それらの中学校では今後、予算執行が不要となります。
因みに、アンリツは、4トンのトラッシュを2つ導入しています。企業にとっては、生ごみ処理装置を購入しても厚木市に生ごみを出す費用がかからなくなり、4~5年後には投資額よりもプラス効果に転じます。企業のCSRにもなります。
また、学校の出前講座とは、2020年に3回実施された市職員による「地球温暖化」をテーマにした授業です。これは、2019年12月議会一般質問で提案しました。
事業の名称 |
事業の概要 |
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厚木市 |
小・中学校から排出される食品廃棄物の減量化・資源化事業 |
市内小・中学校36 校から排出される食品廃棄物を分別・収集し、メタン発酵を通じたエネルギー化により資源化を行うとともに、一部中学校においては生ごみ処理機を設置し、食品廃棄物の減量化を行う。また、学校の出前講座や環境センター見学時の環境学習において周知・啓発を行う。 |
私は2021年3月2日、この「食品ロス削減・食品リサイクル推進モデル事業等の公募」を厚木市に知らせ、「応募しては?」と伝えました。応じてくれた事と応募に際して国語力がある市職員がいた為に「モデル事業に選定」となることが出来ました。又、市長部局と教育委員会がタッグを組んだ結果だともいえます。
この件について、論文(英語)を書きました。Food waste law and policy in Japan
食品廃棄物を分別・収集、メタン発酵を通じたエネルギー化 |
市職員の発案 |
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生ごみ処理機設置 |
私が議会で提案 |
学校への出前講座 |
私が議会で提案 |
環境センター見学時の環境学習 |
市職員の発案 |
参考1:ごみの減量と環境学習に期待(タウンニュース/2021年4月2日号)
参考2:家庭用トラッシュは、2台4,000円で購入可能(厚木市の補助制度)
参考3:以下は、2019年9月議会一般質問における私の発言の一部
厚木市内36の小・中学校のうち17の小学校に単独調理場があります。2018年度において、それらの生ごみ排出量は11万1383キログラムでありました。運送業者に支払う金額は1キロ当たり52円プラス消費税でした。623万7448円です。環境センターにおける燃えるごみの処理量は200万4894円となります。ちなみに、2019年度からごみ処理料金は値上がりして、45リットルのごみ袋の場合は1キロ当たり54円プラス消費税、70リットルは56円プラス消費税だそうです。生ごみ処理機を導入していたならば、2018年度において824万2342円を浮かせることができました。この数字に残りの19校を加えれば軽く1000万円を超える予算節約効果が出たはずであります。生ごみ処理は、生徒・児童にとって環境教育にもなります。これまでの判断と今後についてお聞かせください。