パラグアイ人留学生による国際理解授業
鳶尾小学校/2022年3月8日
私が紹介したパラグアイ人留学生による国際理解授業が2022年3月8日、鳶尾小学校(竹本悟校長)で実施されました。横浜国立大学大学院都市イノベーション学府で建築を研究中のクリストファー・コントレーラさん(Christopher Ken Contrera Ibuki) が「日本がどう見えるか」をテーマに授業をしました。
児童らは、手作りのパラグアイ国旗を振ってクリストファーさんを出迎えました。クリストファーさんは英語で話し、英語教員が逐次通訳を担いました。国名の由来や、スペインの植民地となった歴史と言語、食文化、人気のスポーツ、ハグを例とした挨拶、日本で受けたカルチャーショックなどが話されました。また、パラグアイでは、時間が守られずに1時間以上遅れる事例も紹介されました。
最後は、パラグアイの公用語であるスペイン語とグアラニー語で「ありがとう」を意味する「ムーシャス・グラシアス」「アグイジェ」と全員で声を合わせて締めくくられました。
普段耳にしない南米の話は、児童の好奇心を刺激したようです。校長先生によると、「話に飽きたら、隣の子と話し出す」そうですが、それは皆無でした。
授業終了後、地元の厚木伊勢原ケーブルネットワークからインタビューを受けた児童2名は、「挨拶が独特だなと思った」「日本はキッチリ時間を守っている事が素晴らしいと聞いて驚いた」などと述べていました。また、この授業は、タウンニュースの記事にもなりました。
児童の視野が広がること。これが、私にとっての目的でした。日本では外国のニュースは、アメリカが中心です。国際理解は、ESD(持続可能な開発のための教育)の1つに位置付けられています。
この国際理解授業が実施出来た要因として、6年生担任教員と校長先生・教頭先生が揃って積極的であったためだといえます。児童には、大きく羽ばたいて欲しいです。
追記1
厚木伊勢原ケーブルネットワーク様より、DVDが私宛てに郵送されました。3月14日~20日の間に放映される「こちらワクワク情報局」の録画です。後日、留学生に渡します。受け取った留学生は、何と思うでしょうか。また、鳶尾小学校にもDVDが届けられ、全校児童が視聴。6年生から歓声があがったそうです。有り難い事です。
追記2
横浜国立大学サイトにも掲載されました。