ウクライナの子供達が描いたキッズゲルニカ、厚木市内で展示へ
「絵をお貸しできる」。私は5月中旬、思いがけないお知らせを受けました。そして、ウクライナの子供達が描いた絵をお借りする事になりました。ピカソの反戦絵画「ゲルニカ」にちなんだ国際的なアート・プロジェクト「キッズゲルニカ」です。大きさは、ピカソが描いたゲルニカと同じ縦3.5M,横7.8Mです。 次の通り、展示される予定です。
6月19日(日)~19日(日) :アミューあつぎ8階 9時~18時
6月20日(月)~7月1日(金):市内小学校
7月2日(土)~3日(日) :アミューあつぎ8階 9時~18時
ファッション・デザイナーであった髙田賢三さんは2017年、ウクライナを訪問。その際に30人程の子共達によって、この絵が描かれました。中には、5歳程の子供もいたそうです。 この絵は、東日本大震災による震災復興を願い福島を応援しようとの思いと平和への願いが込められた作品です。その子供達の親達は、かつてチェルノブイリで働いていた人達であり、首都キーウに移住して来たそうです。
この絵をお借り出来る事になった翌日の朝一番で、厚木市に情報を伝えました。この絵は、広島県や長崎県、福島県、静岡県で展示されたことがありますが、関東では初となります。
展示とは別に、19歳以下の厚木市民にも「キッズゲルニカ」を描いて欲しいと願っています。私は6月9日、一般質問(議会)で展示と実行委員会の立ち上げを提案しました。
私は、子供達の視野の広がりに期待します。「ゲルニカとは?」「ピカソって?」「スペインで内戦があったの?」「何故、ドイツがスペインを空爆?」「アメリカでゲルニカに落書き? なんで?」「平和って?」「ラテン系と日本の違いは?」など、考えたことがなかった疑問と新たな視点を持って欲しいです。
ピカソが描いたゲルニカからは、「あぁぁ~!!!」といった叫び声が聞こえて来るかのようです。「あぁぁ~!!!」の表情を笑顔に置き換えたら、どうなるか。何気ない日常がいかに幸せなことか。アートの力は大きいです。様々な発想を膨らませながら、描いて欲しいです。
追記
19才以下の厚木市民を公募します。キッズゲルニカを描くためです。担当は、厚木市福祉総務課(046-225-2200)です。
ゲルニカ(ピカソ)
展示されるキッズゲルニカ