地方公務員の何%が法学部卒?

 「何で、突如として問題にするのか?」...。具体例は避けますが、これまで長年にわたって問題にしてこなかったことを指摘して来た職員がいました。金銭に関係することです。私は、「何故、突如として解釈を変更したのか?」「いつ、部署で決定&周知したのか?」「個人的な感覚・見解では?」と疑問を感じました。法令の判断は、個人的な感覚で行ってはなりません。次の様に行うものです。

  1. 関係法令の条文を確認
  2. 関係法令の解釈論を確認・検討
  3. 判例を確認

 今回のケースでは、1を理由(根拠)として、「ダメだ」と言って来ました。2と3は、行われていたとは思えません。つまり、個人的な感覚で、OK/NGを判断しているのでしょう。それを伝えられた市民は、たまったものではありません。結果としては、上司から「問題なし」との連絡を受けました。
 「この職員は法的思考(リーガルマインド)が希薄だな」と思うことが稀にあります。地方公務員の守備範囲は広く、大変です。「市役所の仕事は、外交・防衛・金融政策・警察以外は何でもあり」「他部署へ異動すると、転職と同じ」と、私は折に触れて市民に言うことがあります。 市役所の対応で困ったら、どうぞ、ご連絡ください。