国境なき医師団・佐藤太一郎さんが松蔭大学で講義
国境なき医師団の看護師・佐藤太一郎さんは2024年10月28日、松蔭大学看護学部において講義(国際看護の挑戦と希望)を行いました。帰国中の佐藤さんを紹介したところ、スピーディーな対応となりました。
彼は2020年2月、ダイヤモンド・プリンセス号で未知の新型コロナウイルスの集団感染に立ち向かった経験もあるツワモノです。「生きる力を支えることが出来る看護師でありたい」そうです。
「自分は優秀な生徒・学生ではなかった」「英語は27歳から本格的に勉強」などと自己紹介。
ハイチについては、ギャング抗争により幹線道路の閉鎖と物資供給のストップの状況下、「輸血は残り1つ」「3人いる患者の誰に輸血するか?」との質問が学生に行われました。
また、食べ物がなく低栄養の子ども達が増えているスーダンでは、子どもの退院後も病院から出ない母子がいたそうです。病院が最も安全な場所であるためです。
講義を聴いた学生にとって、志への刺激になったと思われます。