厚木市議 高田ひろし通信 on the web
呆れた目で見られてしまった私 |
ウイーン・オペラハウスにて |
「ウイーンのオペラハウスで、ワグナーの歌劇を観ました」。な〜んて言うと、音楽好きでなくても大抵、「いいな〜」といった反応が返って来ます。それも、「オーケストラを真下に見おろすボックス席で観たんですよ〜」というと、おおかたの人は羨ましがってくれます。実際、円換算で、16,000円もした席を知り合いの音楽家に取ってもらったのです。ところがです。眠いのなんのって......。
私は、2日間寝ないでウイーンに着いて、そのままオペラハウスに直行しました。「これがウイーンのオペラハウスか」と感動しながら、オペラを観ました。その私へ睡魔がだんだん襲って来たんです。
成田出発が午前中の便でした。出発前夜にバタバタと旅支度をしていたら、寝る時間がほとんどなくなってしまったので、寝ないで始発のバスに乗り込みました。そして、飛行機の中でも、時差のことを考えて、寝ませんでした。そのお陰でどっと来たんです。睡魔が。
私が座ったボックス席は、他に2人の正装をした男性がいました。方やバックパッカーの私は、ダウンジャケットでした。だんだん「舟を漕ぎ始めた」私を、「何だコイツは」と言わんばかりの目で見ていました。
もちろん、睡魔と闘いました。でも、半分近くは、寝てしまいました。こんな贅沢なBGM付きの睡眠は、初めてでした。きっと、その2人は、「なんて教養のない奴だ」とでも思ってんでしょうネ。