以下は、「みんなの環境 第53号 2026年1月30日」(あつぎ環境市民の会)への投稿です。
厚木市の「家庭ごみ有料化計画」を阻止!
~あなたの一票が与える影響力~
厚木市議会議員 高田ヒロシ
あなたの一票は、市の計画を変更させる力を持つことがあります。厚木市の「家庭ごみ有料化計画 = 市指定ごみ袋」がその事例です。
私が計画を知ったのは、2018年12月議会。二人の議員が質問をしたためです。その一人は、「有料化は、大和市、藤沢市、鎌倉市、逗子市が既に導入」等と発言。当時の市長は、「有料化も視野に入れる」と答弁しました。
「自治体指定のごみ袋は、憲法第22条 営業の自由に抵触」となります。一社独占となり、スーパー等で売られているビニール袋が売れなくなるためです。私は憲法を根拠に、2020年6月議会から質問を開始しました。
私は2023年、対面によるアンケート調査(998人)を実施。賛成は6%、反対は89%、どちらとも言えないは5%。賛成の声としては、「他の自治体でも行われている」「仕方ない」「意識改革になる」等でした。
反対の主な声は、「この物価高の中、ごみ袋有料化をするのか?」でした。中には、「やめて!」と言いながら、膝をガクンと曲げた女性もいました。私は、2019年の厚木市議選で13位。しかし、「有料化反対」を掲げた2023年では、2位に。
私は、市議選直後の2023年9月議会でリアルな声をそのまま届けました。「ムリ無理、絶対無理」「賛成する議員は、トンデモナイ」「海老名市の友人からデメリットしか感じないと聞いている」「貧乏人は死ねと言われるのと同じ」「ギリギリで生活している人は沢山いる」「ごみ袋有料化をするなら、市職員の給与を減らせ」「半年間、職が見つからない。例え300円でも大金。通院も出来ていない。ごみ袋が有料化されたら、ご飯を食べるなと言われるのと同じ。死活問題」等と。
市長は、「有料化の必要はない」と答弁。「目標達成率が99.5%。市民1人1日のごみ排出量は412グラム。目標は410グラム」「ごみ適正排出に係るチラシ全戸配布と市民の協力の成果」としました。3年3ヶ月掛かりましたが、漸くたどり着くことが出来ました。
課題と懸念があります。課題は、ごみ収集作業員の不採用。民間委託が67%である一方、市職員は40人。平均年齢は56歳。災害対応や技術継承が危うい状況です。
懸念は、小池東京都知事が昨年12月27日、フジテレビ単独インタビューで「23区での家庭ごみ有料化の実施」に言及したこと。実行された場合、全国自治体への影響が危惧されます。
