厚木市議会都市建設常任委員会（齋藤仁礼委員長）は２００１年６月１８日、３年越しで懸案となっている相川地区相模川右岸堤防道路計画への反対陳情を賛成少数で否決しました。続いて、本会議最終日でも賛成少数となりました。
　これは、津久井から依知、金田へと伸びている堤防道路とはつながらない孤立した約２.５KMの道路計画です。片側にしか歩道を設けない変則道路であり、道路法の道路構造令を満たさないため、国県の補助対象とならないことから、厚木市単独事業であり、都市計画決定すら出来ない「ずさんな計画」です。つまり、土地の買収や道路建設費は、全て私たち厚木市民の負担になります。
　市長提案を議会が賛成多数で認めても、河川管理者である県との協議は、難航することが予想されます。県職員によれば、厚木市は神奈川県との事前協議もしていません。　
　尚、道路構造についての国の方針は以下の様に変更されます。厚木市議会で議決されたのが、６月２１日です。私はこの政令を６月議会における一般質問で述べましたが、現実の地方議会や自治体では、政令すら無視です。
　私は、この堤防道路計画が市長から提案され、議会で賛成多数となるまでの課程を通じて、こうした市政の在り方を改めて行きたいと強く思いました。市民の皆さん、力をお寄せ下さい。

政 令 　車道を中心に道路構造を定めてきた従来のやり方を改めて，歩行者や自転車のための空間などと車道が互いに調和した道路空間となるようにする「道路構造令の一部を改正する政令」が公布された。施行日は2001年7月1日。

相模川右岸堤防道路計画