国境なき医師団看護師が母校・東名中学校で講演
東名中から世界へ スーダン紛争と医療

 国境なき医師団の佐藤太一郎さんは2024年12月11日、母校の東名中学校(田所俊二校長先生)において全校生徒を対象に講演(道徳)を行いました。

 「国境なき医師団の医療者と非医療者の割合は?」などをクイズ形式で生徒に話し掛けながら進められました。その様子から生徒らが講演に集中している状況が見て取れました。
 「忘れられない患者」として、「火傷を負った少年」を紹介。たくさんの患者を前に、限られた医療資源で多くの人の命を救うため日々葛藤。「薬やものがないから出来ない」ではなく、「医療者として何が出来るかをチームで見つける」のだそうです。

 今回、2つの点が素晴らしかったです。1つは、「司会進行役などを生徒が全て担った」こと。2つ目は、全校生徒を対象とし、地域住民も参加できる機会としたことです。

 私が佐藤さんを東名中学校に紹介しました。その目的は、「生徒の視野を広げる機会提供」です。佐藤さんは、「世界に興味を持ってアクションをして欲しい」と述べていました。講演を聞いた生徒らは、大きく羽ばたいて欲しいです。

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