解決! 1人会派代表者が会派代表者会議出席へ

 「厚木市民の知る権利」(憲法21条)が復活しました。「議員の排除 = 市民の知る権利の侵害 = 厚木市政の劣化」 でした。法令上の根拠を示さず、選挙で選ばれた議員が会議から排除され続けていました。2025年3月25日、「1人会派議員代表者が会派代表者会議出席」が決定。2020年8月7日から続いていた排除。ようやく以前と同じに戻すことが出来ました。

 厚木市議会は2025年3月25日、会派代表者会議を開催。そこへ、3人の1人会派議員(栗山香代子議員、津森英里花議員、高田ヒロシ)も出席し、協議されました。
 私は4年8ヶ月程の間、「戻すように」と求め続けて来ました。しかし、理解が得られませんでした。 最終的には2024年12月、一般質問で市議会について、市長らに質問をしました。一般質問で議会についての質問は、少なくとも厚木市議会では過去に私以外に例はありません。私は、「行政と議会は、車の両輪」「地方自治は、民主主義の学校」を根拠としました。つまり、「アンバランスな車の両輪で良いのか?」 です。
 2025年1月14日、遠藤ひろかず議長に「戻すように」との書面を回答期限をつけて渡しました。1月21日、遠藤ひろかず議長及び高橋ともみ副議長と面会しました。そこで私は書面について、「有り難うと、感謝を伝えたい」と述べました。「望ましい結果を期待する」との意味です。
 今後、1人会派議員にも市政情報が十分に公開されることにより、厚木市民1人1人が適正に意見形成をすることができるようになるでしょう。

 


書面(厚木市議会議長 遠藤ひろかず様、議員各位)
厚木市議会基本条例の骨子に対するパブリックコメント
厚木市議会さんへのおせっかい資料(A3サイズ)
誰一人取り残さない社会に向けて(厚生省サイト)

 以下は、2024年12月議会一般質問における私の発言です。

 厚木市の民主主義についてですが、「行政と議会は、車の両輪」であり「地方自治は、民主主義の学校」です。
1月30日(2024年)、当時の高橋ゆたか副議長から「一人会派の議員またはその代表を会派代表者会議に戻さない」「皆さんの意向・総意」「法的根拠はない。わからない」と伝えられました。2020年8月7日に出席させないことが決定され、今日に至っています。会派代表者会議を開き、「厚木市議会基本条例の骨子に対するパブリックコメント実施結果」を皆さんで読んで下さい。厚木市のホームページに掲載されています。
 「厚木市議会基本条例の骨子に対するパブリックコメント実施結果」において、「会派に属さない議員の扱いで特別の不利益が生じないような配慮事項を追加するべき」との意見に対し、「意見の趣旨が既に条例に盛り込まれている」として、「市議会の考え方」は、次の通りでした。
 「厚木市議会では、会派に属している議員と会派に属さない議員との間に議会活動を行う上での制限はありません。条例では、会派についての考え方や在り方を明記しているもので、会派に属さない議員に特別な不利益が生じるものではありません」。 全く違います。特別な不利益が生じています。
 私はこれまで何度か遠藤ひろかず議長や高橋ゆたか副議長あてに問合せを行っています。それらは、私のホームページで公開しています。 私は今後、もう一度だけ もう一度だけ、問合せを行います。正常な「車の両輪」と 民主主義の学校に戻すためです。
 議会運営委員会は10月30日、京都市精華町(せいかちょう)議会を視察ました。その際、精華町議会運営委員会の佐々木雅彦委員長から「厚木市議会さんへのおせっかい資料」が渡されました。
 そこには、「せめて委員外議員制度の活用を」と書かれています。佐々木議員は、9期目のベテラン議員です。電話で話した際、「差別的な扱いをするのは、間違い」と述べていました。それは、SDGsの目標10、ターゲット3 「差別的な法律、政策やならわしをなくし、適切な法律や政策、行動をすすめることなどによって、人びとが平等な機会をもてるように」と趣旨は同じです。
 私は神奈川県議会の状況も視察して来ました。厚木市議会が法的根拠を整理・検討・理解・納得し、穏便に事が進むことを願っています。

・厚木市民の皆様へ 厚木市議会は、「小さな声を聴く力」を研ぎ澄ませていない
・厚木市民の皆様へ その2 「あなたの知る権利」(憲法第21条)がナイガシロに
・厚木市民の皆様へ その3 「改めて協議する」との回答
校長裁量の誤り解決と厚木市議会の未解決問題